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Shopifyサーバーは高性能?ECサイトでの表示速度の重要性について

Shopifyサーバーは高性能?ECサイトでの表示速度の重要性について

これからEC事業を展開する場合、ECサイト構築のプラットフォームのひとつとして選択肢に上がるのが「Shopify」です。自社サーバー不要、高性能のサーバー上でECサイトが構築できる一方、「Shopifyのサーバーは安定している?」「万が一ダウンしないか心配」と考える方も多いでしょう。そのことから、「Shopifyなどのクラウド型ECサイトではなく、自社でサーバーを立ち上げた方が良い?」と検討する方もいるかもしれません。

この記事では、サーバーの速度や安定性がECサイトに与える影響とともに、Shopifyの高性能サーバーの特徴やトラブル防止のための取り組みや機能について解説します。販売機会をいつでも顧客に提供できる、安定的なECサイトの構築にぜひ役立ててください。

ECサイトでの表示速度の重要性

スマートフォンをタップする人

サーバーの安定性はECサイトの表示速度に影響します。ECサイトを訪問したユーザーにとって、ECサイトの表示速度が閲覧や操作などの快適性を決め、最終的な購入体験を決定するといっても過言ではありません。ECサイトにおける表示速度の重要性について解説します。

ECについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

【2022年最新版】EC(Eコマース)とは?わかりやすく解説!

購入率に影響する

ECサイトの表示速度が遅いと、以下のような問題が発生します。

  • 商品表示までに時間がかかる
  • カート画面への移動に時間がかかる
  • 決済情報の入力に時間がかかる

たとえば複数の商品を比較検討したい場合でも、商品ひとつひとつの表示速度が遅いことでユーザーは大きなストレスを感じます。快適に閲覧、購入のできる競合サイトへ移動するために、離脱してしまうユーザーも多いです。

カート画面まで進んだとしてもページ表示や入力、決済に時間がかかることで、商品をカートに入れても購入まで至らない「カート落ち(カゴ落ち)」が発生する原因となります。

ECサイトの表示速度が遅いことで多くの販売機会を失い、購入率が下がります。表示速度はECサイトの利益を縮小してしまう要因のひとつと言えるでしょう。

ユーザーの満足度に影響する

表示速度の遅いECサイトは、ユーザーに大きなストレスを与えます。Webサイトからの検索や広告などで流入した新規のユーザーの中には、ECサイトの表示速度が遅い時点で離脱してしまう人もいるでしょう。さらに、表示速度の遅さによって多大なストレスを感じ「二度と訪問しない」と思うユーザーも多いです。流入した新規の顧客が定着する機会も失われてしまいます。

せっかく自社や商品のファンとなってくれている既存の顧客に対しても、ECサイトの表示が遅いことで顧客満足度は下がってしまいます。表示速度が改善されないままではECサイトの利用を避けるようになるため、既存顧客が競合に移ってしまうファン離れの原因ともなるでしょう。

SEOへの影響

検索ページで上位表示されるためには、「有益なWebサイトである」と検索エンジンに評価される必要があります。検索エンジンでの評価の指標となるのが「SEO」です。複数あるSEOの評価基準の中に、「Webサイト・ページの表示速度」があります。

表示の遅いWebサイトやページはユーザーの満足度を高めることができないとして、SEOでの評価が下がってしまいます。充実したコンテンツ、買い物に便利な機能、おしゃれなデザインなどECサイトに有益と認められるほかの要素がそろっていたとしても、表示速度が遅いことで検索順位が下がってしまう可能性もあるのです。

検索順位が低いWebサイトは、ユーザーの流入数が少なくなってしまいます。より多くのユーザーに知ってもらうことで利益につなげるEC事業にとっては、SEO評価は重要な要素です。表示の遅いページは、SEOの面でも悪影響であることを覚えておきましょう。

サーバーの性能がもたらすトラブル

スマートフォンの上に置かれたカート

ECサイトのサーバーの性能は、表示速度のほかにもアクセス集中による負荷への強さも影響します。ECサイトそのものに落ち度はないものの、サーバーがダウンすることで顧客離れや新たなトラブルに発展する可能性もあるのです。

ECサイトのサーバー性能による影響や、発生する可能性のあるトラブルについて解説します。

アクセス集中によるサーバーダウン

ひとつのWebサイトに多くのアクセスが集中すると、サーバーに負荷がかかります。サーバー側の処理が追い付かず、最終的に起きるのが「鯖落ち」とも呼ばれるサーバーのダウンです。

サーバーがダウンすることで、以下の問題やトラブルが発生します。

  • ECサイトにつながりにくくなる
  • ECサイトが表示されなくなる
  • ユーザーがスムーズに商品を購入できなくなる

たとえばプレミアの付く人気商品や、限られた期間しか販売しない限定商品を取り扱うECサイトの場合、商品を販売している期間に日本全国からECサイトへ大量のアクセスが発生することになります。万が一サーバーの性能が強化されてない場合、負荷に耐え切れず、サーバーがダウンするでしょう。

サーバーがダウンすることで、「商品を購入できたユーザー」「商品を購入できなかったユーザー」に二分されることになります。さらに「長時間アクセスを試みたものの、結局商品が購入できず無駄な時間を費やすのみとなった」ユーザーもいるでしょう。商品の購入を心待ちにしていたユーザーの期待を大きく裏切ることとなるため、ユーザーの満足度は大きく下がってしまいます。

また、ECサイト側としても「アクセス集中に伴うサーバー不具合に関するお詫び」への対応が必要です。購入できなかったユーザーへの対応として商品の再販、限定品ではなく受注生産にする、などの対応に追われるでしょう。ユーザーの満足度だけでなく、企業としての信頼度も大きく下がってしまいます。

転売ヤーによる買い占め

ECサイトのサーバーダウンは、ユーザーの満足度を下げる以外にも「転売ヤーによる買い占め・高値取引」を生じさせる原因になります。転売ヤーとは、人気商品や限定所品を定価よりも高値で売りさばき、利益を得る「せどり」の中でも特に悪質な人を指します。

近年フリマアプリが普及し、個人間での売買取引が気軽に行えるようになったのも転売ヤーが増加する要因となっています。フリマアプリ上では、転売ヤーによる買い占め商品の高値での取引が横行しています。商品を手に入れられなかった人が転売ヤーから高額で購入し、さらに価格が高騰するという悪循環にもなっています。

ECサイトを運営する企業側としては、転売ヤーによる不正利益を防ぐための手段も講じなければいけません。商品の在庫確保や抽選や受注販売などの公正な取引方法を講じるだけでなく、ECサイトのサーバーを強化しユーザーがスムーズに商品を購入するための環境を整えることが求められています。

高性能サーバーを備えたShopify

サーバーの転送イメージ

ECサイトは、表示が早く負荷に強い高性能のサーバーのもとでの構築が必要です。ECサイトプラットフォームのひとつであるShopifyは、表示が早く落ちない高性能のサーバーを備えています。Shopifyの高性能サーバーの機能や特徴を解説します。

サーバー稼働率99.99%

Shopifyでは、スムーズな買い物とユーザーの顧客満足度維持のためにプラットフォーム上で「99.99%のアップタイム」を維持しています。アップタイムとは「Shopifyの全サービスや機能上で外部サービスの停止、エラー、ダウンタイム、メンテナンス、Shopify側で制御できない重大事項や自然に発生する出来事が発生していない状態」のことです。つまり、Shopifyではサーバーやサービス上ほぼエラーやトラブルなどが発生せず運用していることを示しています。

また、Shopifyのサーバー稼働状況をいつでも確認できる「Shopify Status」も公開しています。

1分間に大量の注文を処理

Shopifyはグローバルなインフラとして、全世界から注文が殺到しても処理できる強固なECサイトのプラットフォームを構築しています。たとえば2018年10月17日、カナダの大麻禁止法終了においてShopifyが政府や全国の認可販売業者と協力し、新業界における安全性と信頼性の高いECサイトプラットフォームを提供しました。

この日1日の1分あたりの平均注文数は100件、さらにフラッシュセールを行っているShopifyのECサイトでは、1分間で8,000件の注文が殺到しました。1分間で8,000件の注文は2018年のブラックフライデー・サイバーマンデー時のプラットフォーム全体の取引注文数と同じです。短期間に多くの注文が殺到しても、Shopifyではサーバーがダウンすることなくスムーズな取引を実現しています。

画像処理による高速化

Shopifyでは、つねにプラットフォームのパフォーマンス向上や高速化のための取り組みを行っています。そのひとつが、画像処理方法のアップグレードです。近年、PNGファイルよりも3倍ファイルサイズが小さく、アニメーションではGIFやAPNGよりもファイルサイズを小さくできる画像形式「WebP(ウェッピー)」ファイルが誕生しました。

ShopifyではWebPファイルに対応することで、ファイルサイズを約30%削減しECサイトの読み込み時間の短縮を実現しています。

24時間のサーバー監視体制

ShopifyはECサイト事業者や顧客のために、万全のセキュリティ体制を整えています。クレジットカードを安全に取り扱うためのPCI DSSレベル1の取得や2段階認証設定などのセキュリティ上の機能のほか、ホワイトハッカーによる24時間体制での監視も行っています。

ホワイトハッカーとはコンピューターやITに関する専門的な知識を持つ人材で、おもにサイバー犯罪への対応を行います。コンピューターやプログラムに関する知識を悪用する「ブラックハッカー」に対して、善良なことへ活用することから「ホワイトハッカー」と呼ばれています。

万が一Shopifyのセキュリティ上での欠陥やバグが発生した場合、ホワイトハッカーが24時間体制でHackerOneのページで報告、復旧作業を行います。

どんなECサイトでShopifyが利用されている?

店舗を模したスマートフォン

Shopifyには、ECサイト利用上で発生する可能性のあるサーバー上でのトラブルを防止するための機能や取り組みが行われています。Shopifyを利用することで、今まで発生していたECサイト上での課題解決にもつながるでしょう。

実際にShopifyを活用し課題解決をはかったECサイトの事例を紹介します。

特定の曜日限定販売を行うECサイト

ECサイトで取り扱う商材も多様化し、販売スタイルも常時販売ではなく、特定の曜日や日時限定で販売を行うECサイトもあります。「Mr. CHEESECAKE」は、毎週日曜・月曜の午前10時からのみ商品の「ミスターチーズケーキ」を販売しています。販売曜日の販売開始後にはサイトにアクセスが集中するためつながりにくくなる、注文が殺到するためサーバーに大きな負荷がかかります。数量限定のスイーツのため、アクセスや注文までたどり着けなかった顧客はいつも商品が購入できない、という不公平が発生する可能性があります。

Mr. CHEESECAKE のECサイトをShopifyで構築することで、販売日もECサイトへのアクセスから購入までスムーズに行えるようになりました。

人気キャラクターサイトのグッズ販売を行うECサイト

Twitterフォロワー数150万人超えの人気キャラクター「ちいかわ」のグッズを販売するECサイトが「ちいかわマーケット」です。新作グッズをECサイトで発売するとき、購入希望のユーザーが殺到します。今までは新作グッズの発売日にアクセスしにくくなる、サーバーがダウンする、転売ヤーが買い占めてしまい欲しい人は購入できなかった、などの問題が発生していました。

プラットフォームをShopifyに移転したことで、サーバーを強化。新作グッズ発売日にも大量のアクセスにも対応できるようになり、お客様への新作グッズ販売もスムーズになりました。

予約販売に特化した洋服をあつかうECサイト

the museum foufou」はおもに販売開始日時指定の予約販売を行うアパレルECサイトもです。人気商品の場合は予約が数分で終了してしまうこともあり、サーバーの不具合によってアクセスできなかった、予約ができなかったユーザーにとっては不平等感が出ることがあります。

ECサイトをShopifyで構築することで、商品の予約から購入まで滞りなく処理できるようになりました。万が一ECサイトにアクセスが集中していても、「残り僅か」など商品の残数をユーザーが把握できる機能も搭載しているため、焦ることなく目当ての商品の購入を進められます。

まとめ

画面表示の速さやサーバーの機能がECサイトに与える影響とともに、Shopifyの持つサーバーの強さやセキュリティ上、パフォーマンス向上のための機能や取り組みを解説しました。

すでに現在のECサイトで十分な利益を上げられいない場合、「表示が遅い」「ページがスムーズに移行しない」などの問題が発生している可能性があります。サーバーが強くセキュリティ上の監視も受けられる、ShopifyでECサイトを構築することで、よりECサイトの利益の最大化につなげられるでしょう。

チームNext!ではShopifyでのECサイト制作を行っています。新規のECサイト構築はもちろん、他プラットフォームからの移転やリニューアルのご依頼も可能です。サーバーダウンや表示の遅さに悩まない顧客満足度の高いECサイト構築なら、ぜひご相談ください。

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