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進化するWebアニメーション!動きがもたらすWebサイトの魅力

進化するWebアニメーション!動きがもたらすWebサイトの魅力

Webサイトのリニューアルを成功させる手法のひとつに「Webアニメーション」があります。Webアニメーションを導入すると、Webサイトに動きが出ることでユーザーエクスペリエンスの向上、興味を惹くことによるサイト訪問者の定着、ブランドイメージの強化といった効果やメリットをもたらします。

本記事では、Webアニメーションの進化の歴史に触れつつ、WebサイトリニューアルにおけるWebアニメーションが果たす役割と、Webサイトリニューアルを成功を導くためのポイントを探ります。はじめてWebサイトにWebアニメーションの導入を検討している方も、ぜひ参考にしてください。

Webアニメーションとは

Webアニメーションとは

Webアニメーションとは、WebページやWebアプリケーション上で動きや変化を伴う要素、技術、手法の総称です。

WebアニメーションはWeb上でユーザーへ魅力のある動きや変化を動的かつ視覚的にもたらすことで、ユーザーエクスペリエンスの向上や、Webサイトやアプリ上の情報の伝達やコンテンツの理解を促進する効果を持っています。

Webアニメーションの歴史

Webアニメーションの歴史

Webアニメーションの歴史は1990年代からはじまり、Web上の歴史の中では比較的短いです。その分進化は早く、技術の急激な進歩によってWebデザイン上に大きな変化をもたらしました。

Webアニメーションの歴史を、年代別に簡単に紹介します。

1990年代 GIFアニメーション

Webアニメーションの最初の形式と言えるのが「GIF(Graphics Interchange Format)アニメーション」です。GIFアニメーションとは、主に複数の画像が連続して表示される単純なアニメーションを生み出すものでした。

GIFは256色から構成されることから容量が軽く、アイコンなどを動かすのにも適しています。Photoshopでも簡単に作れることから、2024年現在でも短めの動画をGIFアニメーションにするなどの手法で用いられています。

1996年頃 Flash

1996年代には、ベクターベースのアニメーションや対話的なコンテンツの制作を目的としたプラットフォームとして、「Macromedia Flash(後にAdobe Flashに統合)」がリリースされます。Flashによって音やグラフィックを組み合わせたコンテンツ制作が可能となったことで、これまで基本的なHTMLのみで構成されていたWebデザインの幅が大きく広がることになります。

滑らかな動きや描写、派手さも兼ねた高い表現力を持つFlashは、Webサイト上でのユーザビリティと表現力の向上に寄与し、多くのWebサイトで利用されました。すべてFlashで構築されたWebサイトも存在し、Flasher(フラッシャー)と呼ばれるFlash専門のデザイナーも存在していました。

2000年代 CSS3とHTML5

2000年代に入ると、「Cascading Style Sheets(CSS)のバージョン3」と「HTMLのバージョン5」が導入されます。CSSとHTMLへのアニメーションの対応が進んだことで、デザイナーやWebサイトの開発者はより柔軟で洗練されたWebアニメーションを簡単に作成できるようになりました。HTMLのみでWebサイトを表現する手法から、CSSを切り分けてWebサイトを表現できるようになったため、Webサイトのデザインとコンテンツ制作を分業して行えるようになったのも大きな進歩と言えます。

CSSとHTMLのアニメーション面でのサポートが強化されたことで、閲覧しているWebブラウザで直接サポートされるWebアニメーションが増加しました。ブラウザの種類を選ばず、どんな環境でもWebアニメーションを閲覧できるようになる時代が始まったと言えるでしょう。

2006年頃 jQueryとJavaScriptライブラリ

2006年頃に入ると、jQueryや他のJavaScriptライブラリが登場します。JavaScriptとは、Webサイトの動的な動きを表現できるプログラミング言語です。JavaScriptライブラリとは、プラグインと呼ばれる他者が制作したJavaScriptのソースコードを保管・管理しているスペースを指します。jQueryとJavaScriptライブラリの登場によって、開発者は簡単に複雑なWebアニメーションを実装できるようになり、Webページ上での動きや対話が飛躍的に向上しました。

2010年代 WebGLと3Dグラフィックス

2010年代に入ると、3Dグラフィックスの技術がWebアニメーションへ導入されるようになります。3Dグラフィックスの普及の背景にあるのが、「WebGL」です。WebGLとは、ブラウザでハードウェアアクセラレーションを使用して3Dグラフィックスを描画できるJavaScript APIです。互換性のあるブラウザならプラグイン不要で3Dグラフィックスを描写できるため、Webアニメーションにおいてリアルタイムでの3D表現が可能になりました。

2010年代 CSSアニメーションの発展

2010年代に入ると、CSSアニメーションが進化を遂げます。トランジションやキーフレームを用いたFlashと同等の複雑なアニメーションが可能になりました。開発者はJavaScriptを使用せずにCSSのソースだけで直感的なWebアニメーションを作成できるようになります。

2010年代 SVGアニメーション

SVGはベクターベースの画像フォーマットです。2010年代ではSVGを使用したアニメーションも一般的になりました。SVGをアニメーションに導入することで、解像度に対して自由なスケーリングができる高品質なアニメーション制作も可能です。

2010年代 CanvasとWebAssembly

2010年代には、Canvas要素とWebAssemblyもWebアニメーションに導入されるようになります。Canvasとは、HTML5とJavaScriptを使ってブラウザ上で図を描くための仕様、WebAssemblyは、Webブラウザ上で高速に動作するバイナリコードの仕様のことです。

Canvas要素とWebAssemblyにより、高度な計算や処理を必要とする複雑なアニメーションがブラウザ上で実現できるようになりました。

Webアニメーションの役割

Webアニメーションの役割

Webアニメーションは誕生から数十年の間で表現力や性能を飛躍的に向上させ、現代のWebデザインにおいて欠かせない要素となっています。WebアニメーションはWebサイトに動きを付けることで魅力的なデザインをサイト訪問者に提供するだけでなく、ユーザーエクスペリエンスの向上や、商材やブランドの効果的なアピールなどにも役立ちます

次に、Webアニメーションの持つ具体的な役割を紹介します。

ユーザーエクスペリエンスの向上

Webアニメーションを導入すると、ユーザーエクスペリエンスの向上をもたらします。直感的で洗練されたWebアニメーションは、ユーザーのWebサイト上でのナビゲーションの役割を果たすでしょう。たとえばリンクボタンをクリックすると色が変化するアニメーションを取り入れれば、ユーザーは「ボタンを押せた」ことを視覚的に確認できます。

ユーザーは求めている情報へ素早くアクセスできるため、Webサイトに対する満足度も向上するでしょう。

注目を引く役割

WebアニメーションはWebサイトに動きを与え、視覚的な要素を追加できます。WebアニメーションをWebページ上の特定のエリアやコンテンツに取り入れることで、ユーザーの注目を惹けます。ユーザーの視線を特定の情報や行動へ誘導したいときにも、Webアニメーションは有効です。

ブランドメッセージの強化

Webアニメーションはテキストや静画に比べて一度に多くの情報を伝えることができるため、ブランドメッセージを力強く伝える手段としても利用されます。たとえばブランドのストーリーをアニメーションにし、Webサイトのコンテンツにすることでユーザーに感動や共感を与えられます。ブランドメッセージに共感を得たユーザーをファン化し、長期的な利益をもたらす顧客へ育成することも可能です。

データの可視化

Webアニメーションは、データの可視化にも利用可能です。グラフやチャートなどの要素をアニメーション化することで、データの変化や傾向をより明確に伝えるのに役立ちます。

効果的にWebアニメーションを活用するポイント

効果的にWebアニメーションを活用するポイント

Webアニメーションを導入するとWebサイト上で多くの効果やメリットを得られる一方、導入に失敗してしまうこともあります。効果的にWebアニメーションを活用するためのポイントを踏まえておきましょう。

Webアニメーションをより効果的に活用するために覚えておきたい、各ポイントを順に解説します。

目的を明確にする

Webアニメーションを導入する前に、Webアニメーションの導入によって達成したい目的や解決したい課題を明確にしましょう。おもなWebアニメーションの導入の目的には、以下のものがあります。

  • ユーザーエクスペリエンスの向上
  • 情報の強調
  • ブランドメッセージの強化
  • 新規顧客の獲得、集客
  • 認知度の向上
  • 売り上げの向上
  • CV(問い合わせ、資料のダウンロードなど)の達成 など

目的に合わせたWebアニメーションを設計することが重要です。

シンプルで使いやすいWebアニメーション

Webアニメーションは、シンプルで自然な動きのものを採用しましょう。複雑な動きや不自然なWebアニメーションは、ユーザーを混乱させ、Webサイトから離脱してしまう原因となることがあります。ユーザーを考慮した、シンプルで情報を的確に伝えやすいWebアニメーションを導入しましょう。

読み込み時間の最適化

Webアニメーションの容量によっては、Webサイトやページの読み込み時間が大幅に遅くなってしまう恐れがあります。WebアニメーションによってWebサイトやページの読み込み時間が遅くなると、ユーザーにストレスを与え離脱されてしまう可能性が高くなります。

Webアニメーションは軽量で効果的なWebアニメーション形式や、適切な圧縮技術を採用し、Webサイトやページの読み込み時間が遅くなってしまうのを防ぎましょう。軽量なWebアニメーション形式には、たとえばGIF、SVG、CSSアニメーションなどがあります。

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインとは、閲覧ユーザーの画面サイズに対して、Webページのレイアウトを最適化するデザインのことです。PCとスマートフォン、タブレットといったように異なるデバイスや画面サイズに対応するために、レスポンシブなWebアニメーションを検討しましょう。レスポンシブデザインのWebアニメーションを設計することで、ユーザーは閲覧環境に左右されず快適にWebアニメーションを閲覧できるようになります。

ユーザーの注意を引く

Webアニメーションはユーザーの注目や注意を惹くために有効なツールです。重要な情報やCTAを強調したいときには、ぜひWebアニメーションを取り入れてみましょう。

ユーザーの期待に応える

ユーザーの期待に応えるWebアニメーションを取り入れることで、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。たとえばボタンがクリックされた際にボタンの形状や色が変化するといったWebアニメーションでの視覚的なフィードバックを提供することで、クリック操作が成功したことをユーザーに伝えることができます。

Webアニメーションを活用した事例

Webアニメーションを活用した事例

Webアニメーション等を取り入れることで、動きのあるWebサイトを実現している事例も多くあります。Webアニメーションを活用したWebサイトの事例を紹介します。

株式会社OZsoft(オズソフト)

株式会社OZsoft(オズソフト)」のWebサイトは、トップページに企業ロゴのアニメーションを取り入れることで、サイトの訪問者へ最初に強いブランドメッセージを提示しているのが特徴です。スクロールに合わせて背景がアニメーションとして浮かび上がってくるデザインを採用し、ユーザーが欲しい情報へすぐにアクセスできるページナビゲーションの役割を担っています。ほかにも、上部のナビゲーションバーにカーソルを乗せると変化するアニメーションを導入することで、クリックしやすい仕様となっています。

株式会社ホームプロジェクト

株式会社ホームプロジェクト」のWebサイトは、トップページに実際にリフォームの施工をする様子をアニメーションで提示しているのが特徴です。施工の様子を最初にアニメーションで提示することで訪問したユーザーの注目を惹くことができます。さらに、リフォームを検討するユーザーへの情報提示と、企業としての強いメッセージ両方を提示することにも成功しています。

Webアニメーションを上手に活用し魅力的で成果のあるサイトづくりを目指しましょう

Webアニメーションの歴史やWebサイトへの導入を成功させるポイント、Webアニメーションを導入したWebサイトの事例を紹介しました。Webアニメーションを導入することで、Webサイトをさらに魅力的に見せられるだけでなく、ユーザーへ強いメッセージや情報を提示できる効果も得られます。

Webサイトリニューアルを考える上で、Webアニメーションの導入を検討しているとき、Webサイトの表示速度やデザイン面などの課題をクリアしたWebアニメーションを制作したいときには、ぜひオニオン新聞社の運営する「チームNext!」へご相談ください。Webアニメーションはもちろん、サイトリニューアルに関する幅広いサポートをご提供します。

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